第2章 奪われる
櫻井side
俺は 初めて 好意を寄せていた人を
抱いた。
大野智…。
彼を初めて 見た時は
彼が入学式を終えてから
桜が散ってゆく 中で
彼は 散ってゆく桜を見ていた時だった。
彼を俺だけのものにしたいという
欲望が 膨らんで行く。
勿論 俺の友人だった雅紀と潤に
話したら 潤は 複雑な顔をしていたが
雅紀は 喜んでくれた。
雅紀「そっか~翔ちゃんも
本当の恋をしたんだね!」
それ以来から 彼との接触する
作戦を練っていた。
彼が 昼休みの時に パイナップルジュースを
飲むという情報を掴んで
そのパイナップルジュースを
利用させた。