第40章 scene ■
「なんでそんなに意地悪言うの?ぴえ〜ん泣いちゃう、ねぇレイ〜っ、あれレイさっきからなんで無視すんの?」
「はっ、てめぇがうっせぇからだろーが。せいぜい頑張って機嫌をとることだな。」
「なんで僕?!絶対お前のせいじゃんクマ野郎!いつもいつも僕らの仲邪魔しないでくんない?クマジェラシー炸裂かよ」
「何度も何度も同じ話繰り返させんじゃねぇぞ勘違いナルシストバカ!てめぇの脳みそはやっぱ3歳以下だな!」
「ふんっもういいよ、いじめっ子クマ相手にしてんの疲れた。ね〜レイ〜♡ねぇねぇ…」
「・・・」
「やば…ホントにキレてるよ、コソコソ」
「知らねーよてめぇのせいだろーが」
「なんで僕?…んねぇ、レイちゃん怒ってる〜?」
「・・・」
「ねぇねぇ…怒らないで?」
「・・・」
「… レイ様ぁ。僕謝るからぁ…許してぇ。寂しい〜」
「・・・もう…いい大人なんだからタクシーの中で騒がないでよ、ありえないでしょ」