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walking proud~呪術廻戦~R18~

第34章 surround ■ 【番外編】


そして昼食時……

食欲がないから今日はいらないなどと言っているレイを、やはり異変を感じ取っていた硝子が無理に食べさせようとする。

「ねぇ、体調おかしいのなら尚更少しでも食べな?
風邪の予兆かもしれないし。」

「う…うん……」

目の前にあるパンを、1口ちぎって齧る。
しかし、咀嚼して飲み込もうとするがうまくいかない。

「…ん…っ…う…」

「どーしたの?だいじょ」


ガタッ!バタバタ


「えっ!ちょっとレイっ!」

追いかける硝子。
その様子を驚いたような顔で見つめる五条と夏油。

夏油も立ち上がり、追おうとした瞬間、五条がその腕を掴んだ。

「っ…なんだ。」

「いいから一旦座れよ。」


このとき、五条はもう確信していた。

さいっあくだ……
どうする…これ…


「なぁ…傑さぁ……」

「は?」

「本当に心当たりないのか?」

「ないよ、というか…なぜ私なんだ。」


こいつ馬鹿?
お前しかいねーだろ!!



すると夏油はハッと思いついたように声を出した。


「いつもデリカシーのない君が、なにか彼女を傷つけたんじゃないか?」

五条は目を見張った。

「っはぁ?!おま…本気で言ってんの?」

「私にはそれしか思い当たる節がないな。
普段のことを回想してみても、それが一番濃厚な線だと思うね。」

「………ざけんなよ……傑……」

五条のこめかみに青筋が立った時、硝子が戻ってきた。
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