第27章 dependency ■ 【番外編】
「いっ…てしまいそうだ、レイ」
「…っうん…いつでも…イッて?」
激しく揺さぶられながらもまた唇が重なった。
好きで好きでたまらない気持ちを唾液と共に注ぎ込むようにして交わす。
「っは……ぐ……っ!」
ズルっと抜かれたそれは腹の上で爆発した。
2度目とは思えないほどの量が飛び散り、
レイの首付近まで飛んだ。
「はぁ……はぁ…は……う…」
最後の一滴までその快感を感じ、そして荒く息を吐きながら悩ましい表情で笑う。
「…はは…ごめんね…こんな所にまで…」
レイの首元を拭うと、レイも笑った。
「ふぅ…は…ぁ…アハハっ…」
「くっ…ふふっ…」
また2人して笑いが堪えきれなくなった。
肩を揺らして声を上げる。
でも、こうして笑い合うことは珍しくない。
二人でいると、どんなことでも楽しくて面白くて、幸せに感じてしまって、
こうして笑いが込み上げてくるのだ。
楽しい
幸せ
大好き。
「愛してる…傑。…くふふっ」
「ふふっ…私も…」
また君の呪いを受け取ったよ。
何度目かのね…
でも君のその呪いなら、
いくらでも受け取り続けるさ。
一生背負っていくよ…
行く先がどこであろうとね…。
でもいつか…どこかで…
私も君に、その呪いをかけてもいいかい?
レイ。
第27章番外編 ーFinー