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walking proud~呪術廻戦~R18~

第22章 impurities




あの時、あの場所での会話が蘇る。



"夏油傑。お前は神無月レイが大好きだよな"

"あぁ。もちろん。本人には恥ずかしくて言えないけどね、愛しているよ。
これ以外の言葉は見つからない…かな…"

"そうか。おいらも大好きだ。だから1つ約束してくれ"

"約束?"

"人間は約束が好きだろう?
レイに悲し涙は流させないって"

"今さら何言ってんのさ。
約束もなにも…そんなこと当たり前だろ"







夏油はフフっと笑った。


「…もう破っちゃったかな」

「これから破ることになる。
つまりお前は大嘘つきクズ野郎になる。」


夏油は腕を組んで視線を落とした。


「……なぁ、クマ助…君はずっと勘違いをしているようだったから、この際言っておく。」


「あ?」



「人間は、誰彼 約束が好きなわけではないんだよ」


「・・・」


「約束というのはね、保証がないから作るものなんだ。
それは裏を返せば、破れる事を想定してるからこそ約束する、ということなんだよ。」


クマが数回瞬きをした。

長いまつ毛は、灯りによって影を落としている。
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