第18章 holy night■

必死に声を押し殺しながら、その快感に耐え、身を攀じる。

蕾を剥かれ、舌で転がされ、蜜壷にツプリと指を入れられた。
グチョ、ビチャ、チュ、と淫猥な音が鼓膜を揺する。

｢んっんっ！ぅんん…は…ぅっ…ー！！！｣

脳天を貫く快感が襲い、たちまち絶頂を迎えてしまった。

それでも夏油は口淫をやめない。
敏感になりすぎたそこはありえないくらいの快感をもたらしてくる。

早く欲しい…
そう言いたいけれど、今手を離したらただただ叫びを上げて、言葉は発せられないだろうことは自覚していた。

けれどもう限界で、ついに夏油の頭を両手で強く掴んだ。

｢ふはっ…はぁあ…はぁ…はぁ…傑っ！…っ｣

ようやく口を離され、そして手を掴みながら夏油に見下ろされる。
優しく目を細めて、しかし獣のようなその視線が刺さってきた。

｢…どうした？ダメじゃないか、いい子にしてなきゃ｣

｢いっ…あ…待って…このままだとっ…おかしくなる…｣

夏油はフッと冷たく笑って頭上で両手を拘束し、濃厚な口付けを落とした。
そのままもう片方で膣内を刺激する。

｢んんんんんーーー！！んんっ！！っっ！！｣

塞がれた口内へと消えていくレイの叫び。
押さえつけられている両手首と、波打つ体が小刻みに震えている。

1番刺激を感じてしまう場所を激しくつつかれたレイはまたイッてしまった。
一際大きく体を仰け反らせ、大量の蜜が溢れ出た。

ゆっくりと唇を離す。

肩で息をし、目は虚ろで、唾液が口から滴り落ちている官能的なレイを見下ろす夏油は満足気に笑った。

｢…本当にかわいいな…… レイは｣

｢あ……あ…はぁ…はぁ…｣

｢喋れなくなっちゃってる君もかわいい…｣

そう言って手首を解放し、震えるその脚を大きく開いた。