• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第47章 determination ■


嘔吐しまくったあとの自分のキスに、一瞬も嫌がることなく応えてくれている…
しかも僕…めちゃくちゃ深いキスして…る…

「…ど、しよ… レイっ、ごめ… 」

なんとも言えない申し訳なさと羞恥が襲うが、もちろん嬉しさの方が強くて五条は困惑する。

«私別に汚いと思ってないもん。»

動画から聞こえたその声。
他人の吐瀉物を全く汚いと思っていないその光景は、昔のある場面を思い起こさせた。

傑の時もそうだったし、任務先でもそうだった。

こうして何も戸惑うことなく素手で拭って…

僕に関してはこうして…き、キスまで…


「おいっ!てめぇまさか喜んでるわけじゃねぇだろうな!」

「まっまさかまさか!そんなわけっ!
お姫様にこんなに無礼なことをっ…
ここんなに迷惑かけてっ…しまって…反省して…ます…」

焦ったようにそう言いながらきちんと冷静になる。

もうこの信じられない光景の動画を観ていられないくらいに、恥ずかしさと己の愚かさで泣きたい気分になってしまった。
/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp