第47章 determination ■
翌朝・・・
目を開けた五条は、あまりの体のダルさと頭痛で呻き声を上げた。
「うっ…はっ……え…?」
あれ?
なんで僕…
ふと隣を見ると、猫のようにこちらにくっつきながら寝息を立てているレイがいる。
自分もレイもバスローブ姿だ。
しかし、昨日の記憶が実に曖昧だ。
確か…あの事にキレて、
クマと領域展開ぶつけ合って、で…
そのあとは?
やばい…全く記憶がない…
でも隣にレイがいるってことは…
普段通り、過ごした?
エッチした?
あれ?でも記憶ない…
そもそもレイが帰宅したらいろいろ話そうとしてたのに、その記憶すらない…
でもとにかく今は隣にレイがいる…
考えるのは後にしよう。
「… レイ… レイ…
はぁ……かわいいな…」
ギュッと抱き寄せて、腕の中に包み込む。
「大好きだよ…ほんっと……」
あったかいな…
いつまでもこうして抱き締めて寝てたい…
でも……
ねぇ、その可愛い唇でさ…
あいつと…キス…したの?
本当に…?
その話…聞かなきゃな…
聞きたくないけど…
はぁ…とため息を吐いて、額にキスをした
その時だった。