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walking proud~呪術廻戦~R18~

第46章 domain



クマと虎杖が消えたことによって、
また妙な空気がレイと伏黒を支配する。



「えっ…と……め、恵くん?
これって、その…どういう……」

レイは少々息を荒らげながら口元に手を当てる。


「そんな男、やめておけばいいじゃないですか」

「えっ…」


睨むような眼光が突き刺さり、息を飲む。


「俺じゃダメですか、レイさん…」

「・・・」

「前にも言ったけど俺は…
レイさんのことが好きだ。」



"俺… レイさんのこと好きです"


以前言われた言葉が脳裏に蘇ってきた。

あのときのそれは、
こういう意味…だったの?


"誰よりも優先して助けたいって思う。
不平等な俺にとって、レイさんが今は1番そういう存在。"



「恵くん……で、でも、」


「俺はそんな男とは違う。
レイさんのこと、傷つけたり困らせたりしない自信がある。」


その言葉に、目を見開いて息を飲んだ。

真っ直ぐ見つめてくる漆黒の瞳から目が離せなくなる。
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