第10章 偽装カップルを始めた理由
「サッカー…て。
誰が言ってた?」
「あ。
西谷小に友達がいて。」
あ。そゆこと。
「そっか。
ん。
サッカーは
もうやめたぁああああ!
これからはバレーで行く。」
俺の決断。
でもなんか
かっこわりぃけど。
ピースしながら
冬海を見ると
上目遣いで
「失恋した。?」
と聞いてきた
「え!なんだよ急に」
「春ちゃんが言ってた。
失恋したコは
熱中してたものを変えて、
新しい未来を切り開くって」
春ちゃんって…。
あぁ。
真白の長女か。
「失恋ねぇ…。」
あたってる。
っいえば、
そーなのかな。
「ま。
暗い話はやめよ。
でも悩みならいつでも聞くからね♪」
冬海は
また笑顔になった。
相談かぁ…。
俺の話は、
聞いてもらえるものなのか。