第9章 サッカーと気になるあいつ
始めて
本気で
笑うこいつの顔みた。
こいつは何かと
自分がよく見えるように
はにかむように笑う。
よくできた
機械みたいに…。
やっぱり、
俺と似ている。
「なんだ。
ちゃんとわらえんじゃん。」
「え!あ…」
保健室の椅子に座るのと同時に
真白は
笑うのをやめた。
「なんか。
お前って俺と似てる。」
「は!?どーゆーとこが?」
「そーゆーとこだよ」
消毒をかける
「いたっ!!」
「よわっ。」
「べ、別にちょっと痛かっただけだし。」
こいつをからかうというのが
マイブームなっているような気がする。