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フロイドのセフ〇にされたなんて知られるわけにはいかないの。

第2章 お前のこと前からいいなって思ってたんだ。



大食堂で派手にダンスのようなものを披露して同じ寮の女の子に囲まれているフロイドとそれを止めるジェイドをぼんやり眺めていた。
すると何とジェイドが話しかけてきた!
「ちゃん、だよね? ハーツラビュルなのに、こないだのマジフト、オクタヴィネルを応援してくれてた……。いつも騒がしくしちゃってごめんねー」
吸い込まれそうなジェイドのまっすぐな瞳には見つめられた。
「へ? あ、はわわ……全然にぎやかなの、いいと思います! こちらまで楽しい気持ちになります……」
「あはは。素直でかわいいコだなー。ありがとう。騒がしくしないようフロイドをたしなめようと思ってたけど必要ないくらいかな?」
かわいい、という言葉にはぱっと頬を染めて目を伏せる。
「そ、そうですね……」
「おい、ジェイド……」
夢のような状態に地を這うような低い声で口を挟んできたのは、女のコたちと戯れていたフロイドだった。
「お前メガネでもアズールに紹介してもらって作った方がいいんじゃないの? この子がかわいいーなんてさ」
フロイドはごくごくからかい口調だが、目が怒っている。
「そんなこと、ないだろー。ちゃん、かわいいじゃん。つーか何か怒ってない?フロイド」

ジェイドはすぐさまフロイドに反論してくれたが、はジェイドの目の前でかわいくないととぼされたショックであまり頭に入ってこなかった。

その晩、は植物園に呼び出されて以来、はじめてフロイドとの行為を拒否した。
「いやです……」
昼間のしかえし、無理やりするならすればいい、とばかりに睨むにフロイドは全く動じなかった。
「まあ、俺と違ってお前は疲れたりするだろうし、女は体調とかもあるらしいからな」

あっさり引き下がったフロイドは、しかし帰ろうとせずただを抱きしめて眠った。なぜか激しくやられる以上にドキドキする。

「これじゃまるで彼女みたい。セフレに優しいなんて、フロイドらしくない」
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