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フロイドのセフ〇にされたなんて知られるわけにはいかないの。

第1章 私はジェイドくんが大好き


「ねぇねぇちゃんはこの学校で誰が一番かっこいいと思う?」
「アリスちゃん。かっこいいって?」
「そのまんまの質問だよぉ。
私はやっぱりフロイド・リーチ様! 初めて見た時からずっと憧れてるの」
「フロイド? あの人確かに背は高いけど目が怖いし気まぐれっぽいし何か怖くない?」
「怖くないよぉ。私がハーツラビュル寮への道分からなかった時に違う寮なのに何か推理して道案内指し示してくれたんだぁ」
「私は一緒にいるジェイドくんの方が優しそうかなぁって思うけど……」
「ジェイドくん?! 今ちゃんの本音がはじめて聞けた気がする!」
「えっ? や、別に……」
「もう、顔赤くなってるよ!ちゃん好きなんでしょう、ジェイドくんが。ちょうどいいじゃない。今度のマジフトの試合、一緒にオクタヴィネル応援しに行こう! オクタヴィネルVSサバナクロー!」
「それは行きたいけど。特定の誰かを応援、とかじゃなくてっ……」
「そお? じゃあ、私がフロイド様の横断幕作るの手伝ってくれない? で、一緒に掲げよっ!」
「それは恥ずかしいよ……」

そう私はジェイドくんが大好き!

そしてその試合フロイドとジェイドは、素晴らしい連係プレーでオクタヴィネルの勝利に貢献したのだった。
実際にはフロイドが飛行術が苦手なジェイドをサポートしての勝利だったのだが、の目には二人は同じくらい活躍したように映った。
オクタヴィネルの勝利が決まった瞬間、仲間たちと肩を叩きあって喜んでいたフロイドが一瞬チラリとの掲げていた横弾幕を見たような気がした。
とたんにはしゃぐアリス。
「フロイド様今こっち見てくれたよね! まぁこれだけ大きい横断幕だったらね。一人で持ち切れないから、一緒に持ってもらっちゃってごめんね。でも、効果あった!」
「それぐらい大丈夫だよ。効果あってよかったじゃん。てゆか魔法薬学の植物園に忘れ物しちゃったの思い出したんだ。明日までの宿題仕上げるのに必要なのに……」
「えー?! もう消灯の時刻だよ?」
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