第10章 play 8 ※
『……っ…』
「……じっとして…」
タケルは
あまりの冷たさに身体を避けようとしたチサトの腕を掴んだ
手に持った氷を背中に滑らせる
『……ゃ…』
「……ホラ……動いちゃダメだよ……………感覚を研ぎ澄ませて…」
『………ハイ…』
チサトは言われた通り
その冷たい一点に感覚を集中させた
腰の辺りまで降りた氷がUターンしてゆっくりと上がってくると
チサトは身体を震わせながら背中を反らした
『……んん…っ…』
「………クス………ゾクゾクするでしょ…」
『…っ……ハァ………ハァ…』
「………じゃあ………ココはどう?」
首筋まで戻ってきた氷を
今度は胸元へ降ろしていく
すっかり尖った先端の周りを
円を描くように滑らせる
『………ん………ゃあ……』
いくつもの水滴が伝い落ちるのを感じ
次第に冷たさは消えていった
「……チサトの身体の熱で…すぐ溶けちゃったね…」
タケルはそう言うと
濡れた首筋に舌を這わせた
右手が下腹部に降り
泉を探る
「…………もう……グショグショだよ…」
タケルの指が蕾を捉えると
チサトの膝が崩れた