第3章 play 2 ※
あからさまな視線を受けながら
チサトはバスローブのベルトを外した
前がはだけ
下着を身に付けていない肌が
ひんやりとした外気にさらされる
『……』
「……何してるの……早く脱ぎなよ…」
『……』
チサトは諦めたようにバスローブを床の上に落とした
全裸になったチサトを
タケルは表情ひとつ変えずに見ていた
『……もう少し…明かりを落としてください…』
「黙れ」
『……』
「………僕を見ろ…」
伏せていた目を上げると
そこにはタケルの美しい顔があった
『……タケルさん……電気を…』
タケルは何も聞こえていないかのように
胸元を隠しているチサトの腕を掴むと
そのままベッドに倒した
「……今さらゴチャゴチャ言うなよ……僕の好きにしていいって言ったのは君の方だ…」
サイドテーブルを開け
引き出しから手錠を取り出すと
チサトの手首とベッドを繋いだ
『……!…』
「………契約なんだろ…?………自分の言葉には……最後まで責任を取ってもらうよ…」