• テキストサイズ

bird cage 【R18】

第3章 play 2 ※



タケルのマンション


シャワーを浴び、バスローブを身に付けたチサトが寝室のドアを開けると
タケルは昨夜と同じように大きなベッドの端に腰掛けていた


チサトは真っ直ぐに彼の方へ近づいていく
タケルは微笑みながら立ち上がると
目の前で立ち止まったチサトの頬に手を添え
唇を近づけた


『待ってください』


毅然としたチサトの声に
タケルは動きを止めた


「…何?」

『……タケルさん………貴方は……私にとても大きなチャンスをくれました……私にはもったいないような…特別なチャンスを……そのおかげで…私の夢は叶ったんです………怖いくらい順調に……』

「……だから…何なの…」

『……貴方には…とても感謝しています………夢を叶えてくれたお礼として……私は…この身体を貴方に捧げます………私の初めてを奪った貴方に…』

「…………へぇ………捧げる…ってことは……僕の好きなようにしていいの?」

『……ハイ…』

「…あっそ……じゃ…遠慮なくそうさせてもらうよ…」


タケルはそう言って顔を傾げると
再び唇を近づけようとした


『ただし…ひとつだけ条件があります』

「…条件?」

『……私が捧げるのは身体だけであって…心は私のものです……貴方が私の身体をどう扱おうと…あくまで契約の上での行為であり…そこにはひと欠片も私の気持ちはありません………ですから……私の唇には絶対にキスをしないでください…』




/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp