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bird cage 【R18】

第12章 play 9 ※




次の日
チサトはこれまでと同じように
タケルのマンションでシャワーを浴びた


カヲルが言うには
昨夜話し合いはしたものの
全て説得までは出来なかったということだった



元々
一度話しただけで分かってもらえるとは思っていなかったチサトは
話し合いの機会を持ってくれたことを
素直にカヲルに感謝した




ベッドルームへ行くと
バスローブ姿のタケルが
いつものように待っていた


「…………おいで……」

『……はい…』


招かれるまま近づき
身体を横たえると

首輪を付けられ
手錠でベッドに繋がれた


『……あの……タケルさん……』

「……何…?」

『…………昨日………カヲルさんの方からお話があったと思うのですが……』

「……話?」

『…………私達の……関係についてです…』

「………あぁ………そのこと……………………チサトは………兄さんが好きなの…?」


タケルはそう言うと
チサトの瞳を真っ直ぐに見つめた


『……………それは……』


言い淀むチサトに
タケルは優しく微笑んだ


「……隠さなくていいよ…………それならそうと早く言ってくれれば良かったのに……」

『………はい……すみません…』


チサトが謝ると
タケルの顔からスッと微笑みが消えた


「…………ただ………困ったことに僕はそれを聞いても全然手を引く気にはなれないんだ…」

『……』

「………そこで……いい事を思いついた…」



タケルはそう言いながら
チサトに目隠しをつけた









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