第4章 有栖川帝統 1
「うぃーっす」
「おはよ~ひさしぶりね、帝統」
「おっはよ~帝統!」
ペンを持つ手を止めて、乱数がにっこりとわらう
「帝統、どーしたの?また、泊まるとこ探してるの?あ、でも今日はだめだよ~おねーさんと食事いくからっ」
「なんだよ~残念!じゃあ、美月ん家は?床で寝るから、布団とか気にしなくていーから」
「えっ?うち?」
「帝統のエッチー美月の家はだーめっ!床で良いとか言って、布団に潜り込む気でしょ!めっだよ」
「ばっばか言うなっそんな下心ねーよっっもぉいい!理鶯さんとこいってみるわ。じゃあなっ邪魔したなっ」
ーーー顔真っ赤になるなんて、わかりやすいな、帝統は
でも、だめだよ
そんな簡単には美月は譲らないからねーーー
「なーんだ、ちゃんと泊めてくれる人いるんですね、考えちゃいましたよ」
ーーーあれ?美月、なんとなくガッカリしてる?これはこれはもしかして~ん~おもしろくなってきた!ーーー
ーーー翌日ーーー
「ふんふーん」
「先生、今日はご機嫌ですね~良いことありました?」
「ん~?そぉみえる?」
「お仕事もはかどりそうで良いですね」
ーーーふふーん、だって、帝統と美月、からかうのおもしろそうじゃん
もうすぐ帝統きそうだし、ちょっと美月にちょっかいだしてみようかな~☆ーーー
「美月、ちょっとこっちきて~これみてみて~」
「ん?なんですか?」
「あっ、美月、かわいいピアスしてるねっでも、ちょっと向きがおかしいかなっちょっと触るよ?」
「ありがとうございますっ」
ガチャっと勢いよくドアが開いた
「乱数~っ!!おわぁ!!!わわっいやっごめんっ2人がそんな仲だったなんてっ」
「え?」
「帝統~入るときはノックしてって言ってるじゃない」
「?」
美月は首を傾げる
ただ、乱数にピアスの位置を直してもらってただけなのに
まぁ密着はしてる…かな
ーーーふふっ帝統、ナイスリアクション☆
ていうか、意外と美月、身体のラインキレイだったな…ーーー