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恋模様、快晴のち火の雨。

第1章 First Contact


“あの方”の声は、ひどく甘くて、妖艶で。

私の大好きな人の声に、似ている気がした。


「待っていたよ、森田。ようこそ。『新しい血族』へ」


私が心惹かれたその声は、いとも容易く脳を揺らす。

それはまるで──


「はい、『シックス』。仰せのままに」
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