第9章 Night 9
新「銀さん…」
銀「まあそんなこったろうと思ってたよ。でも俺たちゃ医者でもねぇ、そんなことはできねぇよ」
神「でも銀ちゃん‼︎ なんとか頑張れば記憶を思い出すことくらい出来るかもアルよ‼︎」
新「そうですよ‼︎ 何か手がかりとかあれば‼︎」
銀さんはかったるいようにイスから
腰をあげて窓の外を見つめた。
銀「依頼つったってそんな依頼受けられねぇ」
『……』
銀「記憶なんて知ったこっちゃねぇよ
そんなん思い出せなかったら今のままのてめーで生きろ」
『で、でもっ…私はもしかしたら真選組の敵かも知れなーーーーー…』
銀「それがどうした。今のてめーは真選組だろうがよ」
銀さんは窓から視線を外して私を見た。
私は銀さんを睨むようにして
万事屋を後にした。