第15章 Night 15
地球からここに来るまでは丸二日かかったそうだ。
確かに、
私が地球を離れてから二週間は経ってたもんね。
ただ、春雨の宇宙船進むのめっちゃ遅かったけどそれでも二日くらいはかかるか…
『それにしても、この宇宙船誰が動かしてるの…?』
銀「あぁ、そりゃあいつだ」
銀さんが指さすところには、
丸いサングラスをかけた髪の毛もっさりしている…
「いやーあはははは、
初めまして、あははははは」
意味もなく笑っている人がいた。
彼の名前は坂本辰馬といい、
銀さんと古くからの友達らしい。
なんだか、陽気な人だった。