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アイ・オープナー [気象系]

第2章 出会い


-萌歌side-

櫻「帰りづらい..?」

「うーん..」

櫻「ふふっ 顔に書いてあるね まだ帰りづらいなぁ お兄達怒ってるかなぁって」

「……」

図星すぎて何も言えない..

っというかそんなに顔に出てたかな..と自分の頬を触ってみると
私の手の上から重ねるように櫻井さんに頬を包まれる

「あ,の... 櫻井さん?」

櫻「会って数時間の男にこんな事言われるなんて怪しいかもだけど.. 俺は..萌歌ちゃんの味方だよ? ずっと」

真剣な顔でそう言ったかと思うと次は優しく微笑んだ

「ずっと..?」

櫻「うん 何でも言って?ね?」

心の底にひた隠しにしてる思いが溢れそうになる..
怖くて,苦しくて...どうしようもない恐怖感..
涙が溢れそうになる

「...っ.....なんでも..?」

櫻「うん ずっと なんでも...」

泣きそうになってる私に少し目を見開いた櫻井さんは
宥めるように優しく笑って言い聞かせてくれる

「うれし...です..」

いつもなら怖くて怖くて
仕方ない人に触れられるという行為なのに
どうしてこの人が相手だとどうして逆に安心するんだろう..

櫻「ふふっ よかった じゃあこれ飲んで戻ろっか 俺もついてるから..ね?」

「はいっ」
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