• テキストサイズ

GIFT 【R18】

第6章 ある夏の夜※





ナナを傷付けてしまうのが怖くて
響也は無意識に
自分の本当の気持ちが表に出ないよう抑えていた


そうする事で
彼女を大切に扱っているつもりだった


なのに
自分のそんな態度が
ナナをこんなにも苦しめていたなんて



響也はナナの顔を包むようにして上を向かせると
乱暴に唇を塞いだ


『…ん…』


突然の深いキスに
ナナは身体を固くした


ナナの手が押し返そうとする
けれど
響也はキスをやめなかった


手首を掴み
リビングの壁に押し付けるようにして
ナナの自由を奪った


「………ナナ………愛してる……………分かるか?………オマエを愛してる…」


熱を帯びた瞳でそう言うと
響也は再びナナに深く口づけた


歯止めを失ったような激しいキスに
ナナの身体から力が抜け
口元から吐息が漏れた


「……ナナが欲しい…………ずっと…欲しかった…」


白い首筋に唇を這わせると
ナナは堪えるように瞳を閉じた

うなじに吸い付くようなキスをしながら
響也の右手が
ナナの内腿をゆっくりとなぞり上げていく


『……っ…』


腿のつけ根に指が触れると
ナナの膝が崩れた


響也はナナを抱き上げ
ベッドルームへ運んだ





/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp