第16章 約束の花と罰ゲーム ＊

その間もいやいやと言いながらも、陽奈子の"なか"はキュッと締まってくる。
喘ぐ表情が堪らない…こんなにも俺の愛撫で感じている陽奈子の姿が、とても綺麗だ。

ふと、視線が合った。


「見ないでっ！」

「どうしてだ？君のよがる顔をもっと見たい…駄目か？」

「ひゃっ…そんな、聞き方…ズルっ、あっ…はずか、し…あぁっ！」


顎を掴んで視線を反らさせないようにしながら、太腿の付け根に口付ける。
視線を陽奈子に向けたまま舌を這わせ、ぷっくりと赤く膨れた"突起"をちゅっと吸ってやると大きく身体を揺らして達してしまった。


「きゃっ……んああぁっ！！…あ、はぁはぁっ…きょうじゅろっ…」

「陽奈子…？っ、すまない！痛かったか？」


絶頂を迎えた陽奈子の瞳からは、涙が溢れている。強くし過ぎてしまったかと謝れば、涙で潤ませながらもフルフルと首を横に振って答える。


「ちが…うの…はぁ、おかしく…なっちゃいそうで…杏寿郎にされること、全部が…気持ちよくてっ…もっと、って思っちゃ…」

「っ！…また君はそんなことを…これで自覚がないものだから困ったものだ…」


無自覚でそんな台詞を言う陽奈子。
泣く程、気持ちがいいと言われれば、もっとしてやりたくなってしまう。
ならば、望み通りにしてやろう…


「自覚って…ぅ、わっ！」


胡座をかいて、陽奈子を上に座らせる。
側にある、避妊具を取り付け、反り起つ"雄"を一気に押し進める。


「ひ、ああぁっ！！」

「っ、そんなこと、言われたら…ぅ…もっと…もっと俺で、満たしてやりたくっ…なるっ！」

「ふあっ…きょ、じゅ…ろっ！！あぁんっ…」


腰を掴んで下から何度も突き上げる。
それを堪えるように俺の首に腕を回りして、必死にしがみつく。
視線が絡み合うと、どちらからともなく自然と口付ける。


「んんっ…あっ…ふぁっ！」

「んっ…はぁっ、陽奈子…はっ、陽奈子…」


何度も名前を口にして、夢中でキスをしながら律動を速める。それと同時に陽奈子の"なか"もぎゅうぎゅうと締まってきた。
また絶頂が近そうだ…