第120章 ●初めての人
「……エマさんの中、すげぇ温かい。」
ジャンはそう言いながら、
エマを抱きしめる。
「ジャンのも、熱いよ……」
エマはジャンを抱き返し、
少し腰を浮かすと、
ジャンは思わず声を上げる。
「ちょ、待った。今動くと、」
ジャンの言葉を無視し、
エマは小刻みに腰を動かし続ける。
ジャンは小さく声を上げながら、
エマを抱く手に力が入った。
「どうしたの?
そんなやらしい声出して。」
「……エマさんが、
そんなことするからだろっ」
ジャンは息を荒げながらそう言うと、
自ら強く腰を動かし始めた。
「あぁんっ、んっ、
……ぁ、ジャンっ、待ってっ、」
思わず声を上げるエマに、
「無理。もう止まんない。」
ジャンはそう言ってエマの尻を引き寄せ
ますます奥に突く。
エマは動きに合わせて声を漏らし、
ジャンの首に手を回した。