第119章 爆弾発言
「でもさ。
エマさんはリヴァイ兵長のこと
ずっと忘れられないんじゃないかなぁ、
とも思ってた。」
「………何で?」
「エマさん、いつも目で追ってるよ、
リヴァイ兵長のこと。
無意識なのかもしれないけど。」
ジャンのその言葉に、
エマは少し考えると、
「………本当に、無意識です……」
そう言ってまた顔を伏せた。
「そんなのエルヴィンさんが見てたら、
いい気持ちはしなかっただろうね……」
「そうだろうな。」
ジャンはそう言いながら、
ベッドに寝転んだ。
「俺は俺でエマさんのこと
目で追ってたから、エマさんがよく
リヴァイ兵長見てることにすぐ気付いたし、
エルヴィン団長も、
そのことはずっと気付いてたと思う。」