第101章 激しいキスの仕方について

「エレン。ちょっと目、瞑って。」

「え、なに？」

「いいから。」

エレンは恐る恐る目を閉じると、
エマはエレンの頬に、
優しくキスをした。


「！エマさん、今の、」

「ごめん。口じゃなくて……
でも段階を踏んだ方がいいかなって思って……」

エマは俯き、少し頬を赤く染めた。


「………ありがとう。やる気出た。」

エレンは照れ臭そうに
首元を摩りながら笑う。


「エレン、良かったじゃねぇか。」


急に会話に入って来たリヴァイに、
エレンとエマは
思わず身体を仰け反った。



「……リヴァイさん、
急に出てくるのやめてくださいよ……
毎回毎回心臓に悪いんですけど。」

エマはリヴァイを見入る。


「お前らが気付かねぇのがおかしいだろうが。」

リヴァイはそう言いながら、
手に持っていたグラスに口をつけた。