第17章 友達
「うわぷっ」
突然立ち止まった宇隨の背中に激突した星波。
「ご、ごめんなさいっ…」
「やらしい下着のことでも思い出してたかぁ?」
「違いますよっ!」
「店着いたぜぇ!」
星波が店の方に目をやると、そこにはかわいらしい外観の洋服屋があった。
「洋服屋さん…?」
「そうだ!星波はまだ着物が主だろ?たまには洋服もいいんじゃねぇかと思ってよ!嫁たちも普段は洋服は着ないが、ここのシルクの寝巻きが涼しくていいって気に入ってんだ!」
「確かにここのところ暑い日が続いてますもんね。シルクの寝巻き…気になりますっ」
「よし!入ろう」
店に入ると、ワンピースやスカート、パジャマやバスローブなどが売られていた。