第17章 友達
「え?あの冨岡だぞ!?あの地味で無口で陰気な冨岡が女と逢い引きしてたんだそ!?驚かないのか!?」
「宇隨さん、陰気って…」
「陰気だろぉ!?俺は見間違えたのかと思ってしばらく観察しちまったよ!でもあれは絶対に冨岡だ。にこにこと楽しそうに笑ってて何度も自信がなくなったがあれは冨岡だった!!」
「にこにこ楽しそうにしてましたか!?」
「あぁ!派手にな!」
「わー!それは良かった!義勇で合ってると思います!隣にいた女性は桜さんですっ」
「なんだぁ?星波。知ってたのか?」
「はい、私の最近できたお友達なんですっ」
「そうかよぉ!知らなかったのは俺だけか!?俺としたことが!冨岡はノーマークだったぜ!」