第2章 ケッコンシキジョウ
ばっ
「タクシー!」
カチャ
パタン
ペラペラ
「今日は私が国木田さんをサポートするみたいですね。えーと··」
「あぁ、よろしく頼む」
(しかし、話に聞いていたが。良く周りを見てるな、常に何をやるべきかを分かって動く)
だが今日は先生もいない
私だけの。
私だけの???
むむっ
「········」
(国木田さん凄く不機嫌)
「あの、国木田さん。今日は私がサポートするので何かあれば言ってくださいね。」
はっ
「あっ、あぁ。····その、俺からもいいか?」
「はい。」
「····普段、澁澤先生と過ごしてる感じで俺に接してくれないか?」
きょとん
「はい!」
ふわっ
「悪いな。···普段のお前もいいが澁澤先生と過ごしてるお前も知りたいからな」
「····っ」
思わず吐き出した言葉