第23章 藤の華に揺れる〜❶〜
何度達しても杏寿郎のムスコが収まる事を知らずにいる為、
憂は涙ながらに行為を一旦やめてくれる様に言う。
その涙目すらにも欲情を掻き立てられるとも知らずに、上目遣いで強いるのだった。
『むう、だが君もとても気持ち良さそうにねだってくるだろう?ココは俺の形を覚えて欲しているのだから、よもや俺1人の責任では無いと思うが?』
『〜〜〜っ!杏寿郎様との行為は確かに気持ち良すぎて頭が真っ白になってしまうのです///ですが、私が達し過ぎてしまう所為で杏寿郎様の熱が冷めないでは無いですか、あとお風呂ですと、声が///』
『憂はとても愛いな!この様な悪天候故声は聞こえない、それにここには俺と君しか居ないはずだ。こんな好機を逃すわけにはいくまい!それに今まで女を知らなかったのですまないが、
昂りの留め方がまだ分かっていない!』
『!!杏寿郎様も初めてだったのですか!?』
ついそこに反応してしまう、嬉しかった事やモヤモヤした気持ちが
外の天候と反比例するように晴れていく。
『よもや、そんなに喜ばれるとは』
『嬉しいに決まっています。…重いかもしれませんが、杏寿郎様の最初で最後の女性になりたいのです。』
不安そうに揺れる青い目が杏寿郎の燃える目に映る
杏寿郎か優しい笑みを浮かべ抱き寄せた。
『そんな当たり前の事を、不安そうに言われるとは思っていなかったぞ、君を生涯愛していくに決まっている。不安になったら俺を求めてくれないか?もちろん、君からの誘惑ならいつでも歓迎だ。』
『杏寿郎様!嬉しいです///あのお腹に当たっております。』
憂の言葉に昂りがピクッと動く、少し可愛らしく思ってしまう。
『君の部屋で愛し合いたいのだがいいか?』
濡れた前髪をかき上げる姿がとても色っぽかったので頬を染めて頷いてしまった。
水気を取り髪を結い上げ浴衣を簡易的に着付けると憂の身体に浴衣を掛けて部屋へと早足で向かう。
迅速な対応に声も出せなかった。
布団の上に降ろされ口付けられる
どちらかも分からない唾液が伝い溢れ、ハァっと熱い吐息もつく暇も無く交じり合う。
『(憂の少し苦しそうに眉が下がっている表情も堪らないな…既に痛いくらいに勃ち上がってしまった…)』
呼吸を駆使して何とか止まるが首に腕を回された状態で前が裸ている