第4章 シズク
シズクside
ここは…ベットの上?
あれっなんでここにいるんだろう…
そっか確か倒れたんだった
風邪って言ってた気がする
…ん?外が騒がしい。
凛を探してるのか…
ならそろそろ部屋戻って凛にならないとな
そういえば楽譜渡してなかったよな
シズクとして渡すのは変…かな?
それにしても身体がダルい
頭痛もする…
はぁ、凛に戻るのはやめておこうかな
こんな状態で会ったら変だもんね
タッタッタッ...
あれっ足音がする
誰か来た…
コンコン
誰だろう…
音也「シズクくん?
音也だけど入っても大丈夫かな?」
あぁ、音也くんか
優しいのは昔から変わらないな
でも今入ったら…
シズク「音也先輩、風邪うつりますよ?」
音也「それくらい大丈夫だよ
それより、入っても良い?」
体調崩したらファンの子達悲しむはずなんだけどな…まぁ音也くんが言うなら
シズク「…どうぞ」
ガチャ
音也「急にごめんね、シズクくん
体調はどう?ってまだ大変だよね(苦笑)」
シズク「まだ完全には優れてないですけど
ですが、だいぶ落ち着いてきました
ご心配おかけして申し訳ありません」
音也「そっか…でもさっきより顔色も良いし良かった!」
シズク「ありがとうございます
…そういえばさっき凛?さん探してましたよね」
音也「そうなんだよ!凛ちゃんが楽譜持ったままどこか行っちゃってさぁ」
シズク「確か、自分の部屋のピアノ?の近くに置いてあるって言ってましたよ?」
音也「えっ!
凛ちゃんがそう言ってたの!?」
シズク「えっ、はい」
自分なんだけどね(苦笑)
“ありがとう!!お大事に!”
そう言って音也くんは部屋を出た
…まだ楽譜少し未完成なんだけど、良いか