第3章 想い、想われ リクエスト銀魂 土方夢
着物の裾から伸びるしなやかな均整のとれた手足。
数年前から見てふくよかになった胸元。
化粧をして少し色気を含んだ目許。
土方「はぁ…」
このまま、将軍のお手付きになったらどうしてくれんだ?
ま、ずっと放ったらかしてた俺が言えた義理じゃねぇか。
〇〇〇
那岐「トシ!俺が松平のとっつぁん預かりになるってどういう了見だ!」
土方「他に適任者が居ねぇんだよ。とっつぁんだって異名持ちのが箔が作ってもんだろ」
那岐「だからって……」
土方「これからの屯所はこれまで以上に男所帯になる。そんな所にお前を置いておけるかよ」
那岐「……もう、いい。分かった」
〇〇〇
ガタガタガタ!
土方「何だぁ?」
ズガァンッ。
壁が崩れる音と共に天人が二人店に踏みいってくる。
那岐「きゃあっ!」