第1章 初期刀組と審神者たち
地味系女子中学生さにわ
初期刀=歌仙兼定
「ふぅ」
歌仙「どうしたんだい?今日は気がそぞろだね」
「歌仙、あのね…」
長谷部「主」
「あぁ、うん。歌仙差し入れありがとう、また後でね」
長谷部「主、歌仙に何を伝えるつもりだったのですか?」
「ただの世間話よ、それより長谷部近いのだけれど?」
長谷部「俺は何より主を第一に思ってますから」
「あぁ、うん」
長谷部「それに…最近主は俺を近侍にしてくれないので、歌仙ばかり」
「それは歌仙が初期刀だし、長谷部がいない間は歌仙がこの本丸をきりもりしてくれてたから…」
長谷部「主、俺は主にとって不要ですか?」
「誰もそんなこと」
長谷部「では、今後は私を近侍において下さいますか?」
「は?」
長谷部「主、俺は貴方の事が」
「ごめん、長谷部」
長谷部「主」
「長谷部の気持ちには答えられない、私にはその価値すら無いし」
長谷部「そ…」
「私はね、長谷部。貴方達が大好きよ、それは事実。でも私の家族とは少し違う。見事な男所帯だし、兄のようなはたまた近所の知り合いのような、ね…それに、私何でも初めては歌仙が良いの」
長谷部「なっ」
「じゃあね、長谷部」
歌仙「君、さっきのはその本気かい?///」
「さあね」