第6章 葛藤
「ッ…」
ぽ「おーい…どうした?…まさか泣いてる?」
図星
涙が次から次へと流れては私の頬を濡らしていく。
「だってッすごくうれしくて…っ!」
ぽ「よかったな おめでとう それでもう一つ報告 来月、また違う地域で√5のライブをやることになったんだけど誓歌にも参加してほしいっていう話が持ち上がってるんだ まだどうなるかわかんねぇけど報告だけしておこうと思って」
「!…」
信じられない
もしかしたらこれは夢なんじゃないかな?
そう思って頬をつねってみる
「ッ!」
夢なんかじゃない
それを頬の痛みが証明した