第11章 約束
家につき一息ついていると電話がかかってきた
「リコさん!」
『加藤さんちょっと今話せる?』
「はい大丈夫ですよ?」
『私さ日向くんの事さ下の名前で呼ぼうかなって思ってるんだけど‥‥』
「呼びましょうよ!」
里奈は笑顔で言った
「私はまだ木吉先輩のこと下の名前で呼べてませんけど‥‥いつかはちゃんと呼ぼうと思ってるので!」
『‥‥そう‥そっか‥‥』
「リコさん!日向先輩は下の名前で呼んでるわけですし!」
『なんかいざ呼ぶとなると恥ずかしいのよ‥‥』
「リコさんらしくないです!」
『え?』
リコは驚いた
「いつも‥ハッキリ物事とか決めてるのに」
『そっそうかもしれないけど‥‥れっ恋愛はそうはいかないのよ‥』