第11章 希望の裏には……
『私は…私は!今の私は!ヴェネットのその計画に大反対よ。』
ヴェネットは鈍器で撃たれたかのような衝撃が頭に走った。
『私は…自分の事を信じることにした。私の大好きな人が教えてくれたの私自身を信じることを。』
ヴィリルは恋人であるシルバーの事を頭に浮かべながら照れくさい顔で微笑みながら、胸に手を当ててそう言った。
ヴェ「姉さん…?酷いよ……どうして??いつもなら喜んでくれるじゃん!!なんで?なんで?なんで?」
ヴェ「どうして姉さんが俺の事否定するの!?なぁ……べストールお前は…俺の事裏切ったりしないよな?」
ヴェネットはまだ希望を諦めていなかった。
べ「………アハハハッ!!」
べストールは笑っていた。
べ「そんなわけないだろ!そもそも僕がお前の弟だなんて、ただの設定に過ぎないんだよ。僕を誰だと思ってる?死神だぞ?」
ヴェ「…は?…」
べ「僕はその最後の希望に満ち溢れた顔から一気に絶望に染まる顔が大好きなんだよ。」
ヴィリルは訳が分からない顔をしていた。