第10章 仮面は外せない
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「花は後回しに調べるとして、問題はこの箱だ。」
この箱のサイズ的に小物だということはわかった。
「なんだろう………!!これは……」
ヴェネットは箱を開けた。その箱の中には_
「これは…腕時計だ。」
この腕時計よく見てみると、時計の針が普通の長さよりも短く作られていた。
「……短針が長針になってる……凄い」
「え…でも何故この時計なんだろう?」
まさか……………そんなはずは無いだろう…………否、そのまさかも有り得るかもしれない。
姉さんは、姉さんは………
俺の足が短いと思ってるのか……?
俺も身長がそこまで高いわけじゃない。でも、姉さんは多分高めな気がする。
あの監督生のユウよりも高いし、同じ2年のリドル君も越していた。
まぁ、でも姉さんらしい贈り物だった。
こんなに沢山貰ったから俺もお返ししなければ………
何がいいだろう………
そうだ! あの「計画」が成功したことを姉さんに知らせて喜ばせよう!