第52章 ピックアップ御礼 鬼滅番付&傷だらけの白雪姫
「料理上手?」
「皆さん、パイが焼けましたよー」
「「「はーい!」」」
「食べに行こうぜ!」
「うん!」
これで真意が確かめられますね。
妃が扮した老婆も小人の家に入る。
と…?
「白雪姫?」
見慣れない少女がそこにいた。
確かに銀の髪に藤色の瞳……
「お嬢さんのお名前は?」
「私は白藤姫と申します」
「白藤姫?」
「はい。森を越えた隣の国の者なのですが、鉱山で採れる鉱石を探してやってきたのです。我が国ではもう採り尽くしてしまって……私は非力ですので、鉱石を採りに行ってくれる彼らの食事や家の事を手伝うことにしたのです」