第19章 第19話 全て終わった、その後で 第1部完結
鶴丸「主!山姥切!」
二人を見つけて驚いた。
二人から血が流れ出している。
俺の叫び声で集まった何人かで千歳を政府の病院へ、山姥切国広は手入れ部屋で止血中だ。
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政府の病院。
長義「二人で逝く気だったのかい?」
病室で眠る千歳の頭を撫でる。
長義「妬けるな」
千歳の頬に手を伸ばす。
長義「なあ、主殿。君の国広は今もまだ夢の中だ。君が帰らないと彼は本当に目覚めなくなる。それで良いのかい?」
返事のない問いに、ふと病室の戸がノックされた。
「長義さん、少しいいかしら?」
長義「はい」
「彼女、病状は安定してるからじきに目を覚ますと思うんだけど……」
長義「え?」