第2章 ~月明かりに汗~
髪を絡ませていた指が離れると先程より強く旭が後ろから抱きしめてくる
「あ、旭っ…その…なんで後ろから…なの?」
「えっ!あ…恥ずかしいんだよ…」
肩と首筋が旭の熱で暖かくなるのを感じる
声の感じから本当に照れているのがわかる
私もそうだ。
「旭…前からがいいな…?」
旭の腕からすり抜け向き合うと想像以上に顔を真っ赤にした旭が
硬直していたのですかさず前から抱きしめた
「ヒナ…っ!…ごめん、ちょっと可愛すぎて…心臓持たない…かも」
「何それっ…でも、私も心臓飛び出そうなんだよ?」
少し顔を離して彼の顔を見上げると
旭は私の肩を掴みそっと唇を重ねてきた
やっと旭からのキスだ…
感動していたのもつかの間。
徐々に息が上がり、旭の手が私の顎を軽く押え
口を開くと、少し薄い舌が侵入してくる
くちゅり…といやらしい音を立て舌を探り当てる
なぞり、包み、含んで、吸い上げる
求められていることが全身につたわり完全に力が抜けてしまった
「はぁ……んっぅ…あ、さひ…それ……は、…んそく…っ」
「ヒナ…っ…」
私の変化に気づいたのかそっと唇を離すと私は
もう腰抜け状態になってしまった
「はぁっ…はぁっ…旭…ごめん、立てない…」
「ごめんな、ヒナ…ベット…行こうか」
軽々と私を持ち上げ、隣のベットルームに移動するとセミダブルベットにゆっくりと下ろす。
少し昂りが落ち着き、上半身を起こすと
私の目の前に来るようにベットに入ってきた
「ヒナ…俺で…いいのか…?」
私の寝巻きに手をかけると不安そうに問いかけてくる
その手に触れ、軽く握り締める
「旭じゃなきゃ…だめ…なんだよ?」
「……っ…じゃあ…脱がすな…?」
好きな人に触れられるのが
こんなに緊張して、愛おしい事だと
旭が教えてくれて…そんな旭を求めている
上着が難なく脱がされ薄ピンクのブラに触れる
「どうしよう…ヒナ…すごく綺麗…だな」
「私だけ脱ぐのは恥ずかしい…から、ほら…旭も」
彼の上着に触れそっと脱がしていく
広い肩幅に仕上がった筋肉…上気した瞳…
その肌を重ね互いの唇が触れる
先程の戸惑いよりもより深く…頭がクラクラするほど甘いキスを