第41章 ※ 甘い時間
ドキドキ、心臓が痛いくらいうるさい。
御幸くんが我慢してくれてたのもちゃんとわかってる。
今まで何度かそういう雰囲気になったのに、最後までできなかった。
気にしないでいいよって言ってくれてたけど、たくさん我慢させてしまった。
恥ずかしいなんて、もう言ってられない。
「痛かったら言って…」
ここまで優しくしてくれてるから、私も応えたい。
ゆっくりゆっくりと挿入ってくる…
「ーーーーーっ」
その大きさに息が詰まる。
「舞ちゃん、俺のことを見て。
キスしよう、たくさん。俺とのキスに集中して?できる?」
「ンッ………んん……ハァ……ハァ……」
挿入ってきたのを押し返そうとしてるみたいに力が入っちゃう。
「きっつ……、舞ちゃん、大きく深呼吸…できるか?」
乱れて頬にかかっている髪を耳にかけてくれて、髪を撫でながらそう言ってくれた。
「上手。わかる?もうちょっとで全部挿入る。」
そんな余裕ない…ジンジン熱くて、繋がってる所から溶けていきそう。
「ハァ……舞ちゃんの中、気持ちいい。全部挿入った。」
「み、ゆき…く……、おっきくて…息…、できな……」
「煽るようなこと、言わないでくれ…頼むから。」
ギュゥっと抱きしめて、慣れるまでそのままでいてくれた。
「舞ちゃん、かわいい。好き…」
御幸くんの気持ちが伝わってきた。
優しくしてくれるから、私もちゃんと応えたい。
「御幸くん、私も好き。大好き。も、大丈夫。」
本当に嬉しそうに笑ってくれる。
ゆっくりゆっくり、動いて…
エッチな音がだんだん大きくなっていく。
繋がってる所、どんどん蕩けてきて馴染んでる。
痛いよりも気持ちいいって思えてきた。
反対に御幸くんの顔が険しくなってきて、不安になる。
息が上がってて、眉間に皺がよってた。
額に汗も滲んでる…。
「ん?どした?」
「御幸くんが、苦しそう…」
「舞ちゃんの中が、気持ちよくて…
動く度に、締め付けてくるのエロくてかわいい。
ずっと舞ちゃんが好きだったから、今…こうしてるの
すげぇ嬉しい。」
そんな幸せそうに言われたら…私まで嬉しくなる。
言葉では伝えきれない。
好きって何度伝えても足りない。
心の中、御幸くんに見せられたらいいのに。