第5章 不器用 十グリーンヒル十
グリーンヒルはそう言って私に笑顔を向ける。
そしてその笑顔にドキッとする私。
….私はいつもこうやって、彼に
一瞬にして心を動かされるんだ。
『……グリーンヒル。』
「なんだ?」
『いつもありがとうね‼︎大好きだよ』
おそらくちゃんとした意味では
伝わらないだろうけれど…
微かな望みと共に言葉に出して伝えてみる。
「む?なんだいきなり改まって笑
変な奴だw
でも俺も好きだぞ!!」
ほーらね。ちっとも伝わらない!
「…何を、笑っている!」
『うふふwwなんでもないよw!』
でも、やっぱり大好き。
いつもありがとう。
こうやって
これからもたくさん
楽しい学校の話を私に聞かせて?