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黒執事 短編

第5章 不器用 十グリーンヒル十




『うわぁ!すごーい‼︎』


「だろっ‼︎?
なんてったって毎日トレーニングしてるからな!
ほら!こんなこともできるんだぞ!」


グリーンヒルはそう言うと今までの倒立ポーズをやめ、
また一瞬にしてブリッジのポーズになった


それもただのブリッジじゃないんだよ!
右脚は高く天井に伸ばしてて、、
つまり両手と片脚だけで身体を支えてるの!




『すごいよほんと!一体いつもどんなトレーニングしてるの?』




私の幼なじみグリーンヒルは帰省した時
いつも私のお見舞いに来てくれる

身体が生まれつき弱く、めったに外へ出られない私に、
日々の学校の話をたくさん聞かせてくれる


とっても優しい人。


「それはだなっ
友人の絵のモデルになってるんだ」



『絵のモデル…?それがトレーニングなの?』


「まあ、それが一番きついトレーニングだな…」


グリーンヒルは何かを思い出したようにしみじみと頷きながらそう答えた。



……きっと何か辛いトレーニングの経験を、思い出しているのだろう。

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