黒子のバスケ(ほぼオールキャラ)の短編集なのだよ!
第1章 きみだから 黄瀬涼太
みんなのアイドル、黄瀬涼太っスよ!
…みんなのアイドルじゃない?
気にしないでくださいっス!
それはそうと実は俺、今困ってるんスよ。
なぜかって?それは…
遥「…黄瀬くんなんてもう知らない」
…原因はあれっす。俺、遥っちを怒らせちゃたんっス!)泣
遥っちと付き合い始めて3ヶ月。
告白したのは遥っちの方だったっス。
その時に、『他の人に告白されたら、きちんと報告をする』っていう約束をしたんス。
それをうっかり俺は…忘れてたんっス〜)泣
遥っちは俺が約束忘れてたっていう事実に怒ってるみたいで…
…正直、どうすればいいかわかんないっス
まずは謝罪から…
黄瀬「あの〜、遥っち?ホントごめんな さいっス」
遥「…………」
ええ〜!?無視っスか!?
これじゃあ手の施しようが……………ハッ!
『女の子を怒らせてしまった時は、抱きしめて愛を囁くのが一番だ!!』
…森山先輩の言葉、正直信じ難いっス←(オイ!
ああっ!もう!ダメもとでやってみるっス!
ギュ
黄瀬「遥っち、本当ごめんなさいっス。次から絶対に約束忘れない。だから…遥っちのこと大好きだから…許してほしいっス…」
遥っちに届け…!
遥「黄瀬くん、泣いてるの?」
えっ、俺は泣いてなんか…
遥「泣かないで黄瀬くん!私許すから!次から忘れないっていうの、信じるから!」
遥っちが許してくれた…
黄瀬「うぅ、良かったっス〜!」
やっぱ俺、泣いてるっス…カッコ悪い…
でもそんなことより、なにより、
遥っちが許してくれたことが嬉しかったっス。
遥「もー、泣かないでよぉ。私もちょっと怒りすぎたよ。」
黄瀬「ぐす…こんな嬉しいこと、すぐ泣きやめられないっス」
こんなカッコ悪い俺も、きみだから。
俺から謝るのもきみだから。
こんな日常が嬉しいのもきみだから。