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『涙の向こうに私が見たもの』

第1章 1強気ちゃん


プロローグーーーーー強気ちゃんver

「ねぇねぇおかーさん♪


またテストで100点とったんだー!」


「・・・そう

良かったわね!

あっ!…ごめんね?お母さん、
今日も仕事なの…

だから今日もちゃんとお留守番してね?

ーーちゃんは、本当にいい子だから、
お母さんも、任せられるの

だから、おねがいね?」


「・・・うん!」






本当は、そばに居て欲しかった

ちゃんと観て欲しかった


だけど、幼き私にも‘プライド’という物があって


【ーーちゃんはできるわよね?

とってもいい子だもの
お母さん、誇りに思うわ!】

その言葉だけで

私は寂しいという言葉をポケットにでも、
なんでもしまって、

頑張れていたんだ




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