第7章 6話
臨時休校日の次の日。
宣言通り焦凍が迎えに来たため一緒に学校まで登校し、職員室まで送ってもらった。
『おはようございます』
がらがらと扉を開けて入ると一番最初に目に入ったのはミイラ男だった。
『大丈夫?』
相「なんとかな
お前の方は?」
『見ての通り兄さんよりは大したことないよ』
お互いぼろぼろではあるが命はある。
ただは相澤に会ったら謝らなければいけないと思っていた。
『ごめんなさい』
相「あ?」
『武装・・・ちゃんとしとけば兄さんもこんな怪我しなくて済んだのに・・・
言われてたのに・・・』
うつむいて謝ればため息をつかれたあと車いすを軽く蹴られた。
相「反省してんだったら次に活かせ
今回は全員無事だった
それでいいじゃねぇか」
『うん・・・』
朝のHRの時間。
相「おはよう」
「「「相澤先生復帰早えええ!!!」」」
相澤がいつも通り教室に入れば全員から驚きの声が上がる。
飯「先生無事だったのですね!!」
麗「無事言うんかなアレ・・・」
ふらふらと教壇に立つ相澤を見て数人がきょろきょろとあたりを見渡した。
緑「相澤先生
先生は・・・?」
たまにではあるが相澤と一緒に来るが今日はいない。
普段通りなら手伝うことがないのかと思うだけだが、今回は違う。
相「あいつも今日来てる
だが、足を完治させてもらえなかったからしばらくは車いすだ
移動が合理的じゃないから治るまで来ない」
も無事との話を聞きクラス全員が安堵の表情を浮かべた。
緑「よかった・・・
先生学校来てるんだ・・・」
爆「・・・・・・・・・」
相「俺たちの安否はどうでもいい
何よりまだ戦いは終わってねぇ」
2週間後に迫った雄英体育祭の話をし、それまでに各々体調を整えておくことと勉学にも励むようにと伝え朝のHRは終わった。