第2章 ほら、僕の色に染まりなよ〜出会い〜【リドル】
「おや、これはこれはリドル・ローズハート君じゃないですか。それと…誰ですか?貴方」
と問われてしまい、名を告げる。
「ほう、ユウさんですね。んで、なんで貴方がここにいるんですか?」
と、顔を近づけられ硬直してしまった。
「学園長に、彼女について相談があって来ました。」
と彼が言ってくれて近かった顔が離れ力が抜けた。
「ローズハート君が珍しいですね。どうかされましたか?」
椅子に座る“学園長”と呼ばれる男は偉い人らしい。
彼は、学園長に物事の経緯を説明してくれた。
「ほう、分かりました。私にいい案がありますよ。」
「本当ですか!!」
大きな声が出てしまい恥ずかしくなる。
「ユウ君が異世界から来たのは誰かが時空を操作したからこうなってしまった。」
「じくう…?操作した…?」
頭が回らない。じくうってあの時空なのだろうか?まず、時空を操作したなんてどうやるのだろうか?
そんなこと考えていたら学園長というひとがぶっ飛んだことを聞いてきた。
「ところでユウさん、あなたは魔法を使えますか?」
「ま…魔法!?」
魔法!?え?ファンタジーの世界じゃないの!?
急に聞いてきてびっくりした。何より魔法なんてなくたって生活してきた気がするからブンブンと首を横に振った。
「ふむ、そうですかで…あっ、そうだ」
そう学園長がとある提案をしてきた
「数十年前から使われていない寮があるのですが、掃除をすれば何とかなります。そこを無償で貸してあげますよ!私優しいので!」
っとニコニコしながら言う学園長の顔を見た彼は
「確かに…ユウはどう思う?」
彼もそう言うし何より、住むところがないと始まらない。
「よろしくお願いします。」
私はそう言うと学園長、はいと言いその寮を案内してくれた。
寮に着いた。もう数十年も誰もいないらしいからほこりやチリ、蜘蛛の巣などがまったりついていたりした。学園長は、案内したら「仕事があるので」といなくなってしまった。
「随分と古いところなんだね。」
っと、彼が言う。
「住めるだけいい方です。」
と、返すと掃除を始めた。
窓は全部開けて空気を入れ替え布団も干し、箒があったのでそれではいた
リドルも、手伝ってくれたがそれには目を見開く物があった。