第2章 御奉仕

「んっ、んぅ…………ッ」

絶頂を迎えたあとの快感が収まらず、まだ微かに痙攣しているナナの拘束を、碧泉は解き始めた。

手足が自由になったナナは、そのまま四つん這いになるように促される。

開口具と猿轡を取られ、代わりに目隠しを付けられたナナは、背中を指でなぞられただけで声を上げた。

「ひぁ…………っ！」

「まだ気持ちいいのが残ってるの…？そっか、そんなに名残惜しいんだね…？」

「ぃや、ちが、」

ナナの言葉を、碧泉は最後まで聞かなかった。

「んぁああっ……ッ！」

ぬぷ、という厭らしい音ともに、ナナのなかに生温かいモノが入ってくる。

「や、ぁっ、」

「初めてなのにこんなにすぐ受け入れてくれるなんて…本当淫らな体をしてるんだね、ナナは？」

「や、ちが、ぁ、動かないで、ぇっ」

「…だーめ」

「んぁ、あ、はぁっ！や、らめ、っあッ」

パンパンという厭らしい音と、ナナの甘い声が響く。

「…っふ、きっつ………………」

「んぅ、ぃや、あ、んぁああっ」

「そんなに激しく腰振って……何がダメなの、ナナ？」

碧泉はナナのさらに奥を激しく突き始める。

「いやぁっんぁッ、らめ、ぁっあああッ！らめ、こわれちゃ、ぁッん、らめ…………っ、も、ぃや……ッ、んああああッ……！」

ナナが果てたのと、碧泉がナナの中に欲を吐き出したのが同時だった。

「んっ…ぁ、あ………………」

ナナは腰をガクガクと震わせて、快感の名残に声を上げていたが、そんなナナを休ませる間もなく碧泉はナナに開口具を取り付けた。

「ぁう……ッ、」

「…せっかくご褒美をあげたんだから、今度はナナにもご奉仕して貰わなきゃね？」

「んむぅっ！」

目隠しをつけたままのナナの口に、碧泉のモノが押し込まれる。

「ん、ふぁ…………」

「ほら、早く舐めて？」

ナナは震えたまま、動かない。

「さっきまで喜んでナナの下のお口が咥えてたモノだよ？
今度は上のお口にも味わわせてあげなきゃ、ね？」

ナナの目に涙が滲んだ。