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大好きなあなたへ<エドワード・エルリック>

第9章 君の笑顔




ボクは難しい恋をした。
それは、絶対に叶う事のない恋だった。


「エド~!!」


だってボクの好きな人は…。


「…。」


兄さんを好きだから。


旅に加わる時も、加わってからもの世界は、いつも兄さんが中心だった。
そりゃぁ、ボクのことも忘れられた訳じゃないけど、やっぱり兄さんが一番だった。


彼女のどこに惹かれたのかと聞かれれば、ボクは笑顔と答える。
だって本当に笑顔が素敵だから。
でもの一番の笑顔は、いつだって兄さんに向けられていた。
それでもいいと思った。
失恋しても、が幸せそうに笑ってくれればそれでいいんだよ。






君の笑顔
ボクは兄さんを愛している君を好きになった




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